子宮内膜症の実態データJEMA2001年アンケートデータ(PDF集)
JEMAは、重要な活動の一つとして、日本全体の内膜症の「患者実態データ」と「医療実態データ」を、大規模アンケート調査で定期的に収集整備し、社会(患者、医学界、企業、行政など)に提供しています。
正しい実態把握なくして意味ある医療体制を築くことは、不可能です。 本来ならば、全国の患者実態調査や医療実態調査は、国民の健康を守る責務のある行政の仕事のはずですが、女性だけの疾患であり、かつ良性疾患だからか、きちんと実施してくれないので、当事者市民組織であるNPOのJEMAが実施しているわけです(旧厚生省は97年に簡単な全国調査を1回実施、学会等は10軒前後の大学病院調査のみ何度か実施)。 正しい実態把握とは何でしょう? その正解はJEMAにもわかりませんが、少なくとも、旧厚生省や学会等が実施してきた、病院に通院・入院している患者だけに、かつ医師が回答した実態調査では、日本の内膜症の女性の本当の実態や、全国の病院約9千軒・診療所約9万軒で行われている赤裸々な医療の実態とは、程遠いことはわかります。 JEMAデータも真実の実態にどれだけ近づいているか不安ではありますが、少なくとも通院・入院患者に限定していないこと、大学病院・総合病院・診療所などの多彩な施設を網羅していること、ほぼ47都道府県の1000人を超す患者から回答があること(当時の会員3:非会員1の割合)などから、日本の内膜症の女性と医療のベターなデータである自信があります。
2001年アンケートデータ・基本《速報》子宮内膜症の女性から見た日本の子宮内膜症医療と私たちの真実
*JEMA活動のこれまでの成果 *2002年2月の速報解析でわかってきたこと *主要な01年データ 1.JEMAデータの背景 2.自覚症状(日本の内膜症の自覚症状の決定版) 3.下腹部痛の頻度や程度(内膜症の痛みは重症から軽症まで想像以上の幅がある) 4.病巣の診断(病巣の発生率というより、医師の病巣発見率や患者への告知率を反映) 5.診断に要した年月(診断が治療や症状や生活や人生に大きく影響する) 6.治療の経験(01年で大きく変わった代表データ:治療を選ぶようになった) 7.効果のあった治療、悪影響のあった治療(手術治療が明らかによかった) 8.薬の副作用(15%以上のものだけ表示すると、各薬の違いがよくわかる) 9.最近の治療後の再発(あまり変わらない) 10.保存手術後の再発(医師を選ぶ必要がよくわかる) 11.治療後の妊娠状況(毎回、まさに日本のART(体外受精・顕微授精)の成績と似ている) 12.妊娠・出産・不妊の状況(子どものいる人が増えたが不妊状態は変わらない) 13.人生への影響や、症状が及ぼす影響(ネガティブ項目がやや改善傾向) PDF形式2001年アンケートデータ (actyobo.pdf)を見る 2001年アンケートデータ・不妊14.出産希望なし群を省いた、厳密な妊娠・出産・不妊の状況 PDF形式2001年アンケートデータ 不妊(2001funi.pdf)を見る |
Copyright(C)1999-2025 Japan Endometriosis Association.AllRight Reserved.